kAエスマ文庫は最強の方式なのかもしれない
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの期待値が高い。
京都アニメーションの作画に対する期待値の高さがそのままでているのだろう。
はてさて原作を出しているのはKAエスマ文庫なるあまり聞き慣れないレーベル。
おそらく知っているのはそこそこにオタクなオタク。
見ているアニメの本数を数えさせると2桁に届いておきながら「今期はだいぶ切ったから少ないんですけどね」と、アニメの本数を絞ったことに対して恥じらっているかのようにはにかむタイプのオタク、ないしはそんな段階とっくに超えたもっとオタクなオタク。
KAエスマ文庫は京都アニメーションがやっている京都アニメーション大賞なる小説賞で大賞または奨励賞を取った作品を文庫化するレーベルである。
基本的には奨励賞の中で評価の高い作品が文庫になってそののちアニメになる。大賞を取れば確実に文庫にもなるしアニメにもなるのだが、なかなか大賞を取る作品はなかった。そんななかで今回出てきたヴァイオレット・エヴァーガーデンはなんと大賞作!期待が高まるねー。
つまるところ、京アニの関係者が京アニでアニメ化するのによさげなシナリオのアイディアを募集して、それを一度文庫にすることでオタクの反応を一度見てから、アニメとして組み上げるってスタイルなわけだ。
アニメ化を目指してラノベを出してる出版社や作家は結構いるだろうし、中にはこれ絶対アニメにするぜと息巻いている方々もいるだろうが、そもそもの最初の最初から会社をあげてアニメ化を決め打ちしているのはここぐらい(だと思う。よく知らないけど)。
こんな一発ネタみたいなアイディアも生まれた作品が売れてて(売れてないのもあるけど)、5回も6回もそこからアニメが作られてしまうと認めるしかない。
この方式は今の時代の1つの答えだ。
もしかしたら最強かもしれない。
おわり(この話もう飽きた)